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2021/01/22 08:26

大引け概況(詳報): ナスダック3日続伸で最高値、ダウは小反落 無料記事

 21日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比12.37ドル(0.04%)安の31176.01ドルと小反落する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は73.67ポイント(0.55%)高の13530.92ポイントと3日続伸して取引を終えた。ナスダックは連日で最高値を切り上げている。
 S&P500全11業種のうちエネルギーや素材、資本財など8業種が下落したものの、情報技術や一般消費財など3業種が上昇した。前日に続き大型IT銘柄への買いが目立ち、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が3.67%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.34%高、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が2.02%高と軒並み続伸している。
 好決算を発表した半導体大手のインテル(@INTC/U)は6.46%高と急伸。他の半導体銘柄にも買いが波及し、同業のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が3.13%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が3.75%高と値を上げている。主要半導体銘柄で構成されるSOX指数は1.53%上昇し、最高値を更新した。
 一方、景気敏感セクターは利益確定売りに押されている。石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)がそれぞれ2.87%、3.53%ずつ下落したほか、鉄鋼大手のUSスチール(@X/U)が6.47%安、鉱山開発大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が3.00%安、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が2.81%安と値下がりした。
 なお、この日発表された主要経済指標は総じて良好な結果。12月の住宅着工件数が前月比5.8%増と市場予想(約0.8%増)を上回ったほか、1月のフィラデルフィア連銀景況指数も26.5と市場予想(約11.8)を上回った。新規失業保険申請件数は90万件と前週からやや減少し、市場予想(約93万5000件)を下回っている。


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