2020/03/27 08:37
大引け概況(詳報):ダウ3日続伸、ナスダックも高い
26日のNY株式市場は、米政府による大型経済対策への期待で買われる展開。主要指標のダウ平均は3日続伸し、前日比1351.62ドル(6.38%)高の2万2552.17ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も反発し、413.24ポイント(5.60%)高の7797.54ポイントで終了している。
米議会で成立の手続きが進む2兆ドル規模の経済対策法案は、25日に上院で可決されたのに続き27日にも下院で採決される見通しだ。米国内総生産(GDP)の約1割に当たる規模で、2008年の金融危機後の景気刺激策(約7000億ドル)よりも大きい。
米金融当局者が緩和政策の継続を示唆したことも安心材料。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は同日、「金融政策が途切れることはない」と述べ、資金供給などを通じて市場を支える意向を改めて強調した。
こうした動きを好感し、幅広い銘柄が上昇。ダウ平均構成銘柄では、ボーイング(@BA/U)が13.75%高と急伸したのをはじめ、シェブロン(@CVX/U)が10.26%高、ユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が8.91%高、ユナイテッド・テクノロジーズ(@UTX/U)が8.78%高と買われた。
セクター別では、S&P500指数を構成する11業種がすべて上昇。なかでも公益事業の上げが目立つ。再生可能エネルギー発電のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が9.91%上昇したのをはじめ、電力・ガス事業持ち株会社のセンプラ・エナジー(@SRE/U)が8.40%高、電力大手のデューク・エナジー(@DUK/U)が8.67%高、総合エネルギー大手のドミニオン・エナジー(@D/U)が7.57%高と値を上げている。
他の個別動向では、半導体メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が5.39%高と上昇。前日引け後に発表された19年12月〜20年2月期業績で、売上高と調整後EPSが上振れたことなどが追い風だ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米議会で成立の手続きが進む2兆ドル規模の経済対策法案は、25日に上院で可決されたのに続き27日にも下院で採決される見通しだ。米国内総生産(GDP)の約1割に当たる規模で、2008年の金融危機後の景気刺激策(約7000億ドル)よりも大きい。
米金融当局者が緩和政策の継続を示唆したことも安心材料。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は同日、「金融政策が途切れることはない」と述べ、資金供給などを通じて市場を支える意向を改めて強調した。
こうした動きを好感し、幅広い銘柄が上昇。ダウ平均構成銘柄では、ボーイング(@BA/U)が13.75%高と急伸したのをはじめ、シェブロン(@CVX/U)が10.26%高、ユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が8.91%高、ユナイテッド・テクノロジーズ(@UTX/U)が8.78%高と買われた。
セクター別では、S&P500指数を構成する11業種がすべて上昇。なかでも公益事業の上げが目立つ。再生可能エネルギー発電のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が9.91%上昇したのをはじめ、電力・ガス事業持ち株会社のセンプラ・エナジー(@SRE/U)が8.40%高、電力大手のデューク・エナジー(@DUK/U)が8.67%高、総合エネルギー大手のドミニオン・エナジー(@D/U)が7.57%高と値を上げている。
他の個別動向では、半導体メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が5.39%高と上昇。前日引け後に発表された19年12月〜20年2月期業績で、売上高と調整後EPSが上振れたことなどが追い風だ。
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