2020/07/13 08:38
大引け概況(詳報): 上昇、新型コロナ治療薬の開発期待で
先週末10日のNY株式市場は、新型コロナウイルス治療薬の開発期待で買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比369.21ドル(1.44%)高の26075.30ドルと反発したほか、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は69.69ポイント(0.66%)高の10617.44ポイントと3日続伸して取引を終えた。ナスダックは連日で最高値を更新している。
バイオ医薬大手ギリアド・サイエンシズ(@GILD/U)の「レムデシビル」に関する有望な治験データが発表されたことがプラス材料(ギリアドは2.15%高)。重症患者の回復期間短縮や死亡率の低下など有効性が示されるなか、投資家心理が改善している。
セクター別では、S&P500全11業種のうち、ヘルスケアと情報技術を除く9業種が軒並み上昇。なかでも金融株の上げが目立つ。銀行大手のジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が5.47%高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が5.49%高、シティグループ(@C/U)が6.47%高を値を上げた。長期金利の上昇に伴う利ザヤの改善が見込まれたほか、翌週からの決算発表が期待された格好だ。
米景気の段階的な改善を見越し、エネルギー、資本財など景気循環セクターも堅調。石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)が3.12%高、航空大手のボーイング(@BA/U)が2.98%高、鉄鋼大手のUSスチール(@X/U)が9.69%高と買われた。
コロナ禍で打撃を受けた銘柄群も高い。クルーズ大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が10.84%高、ロイヤル・カリビアン・クルーズ(@RCL/U)が9.87%高、航空大手のアメリカン・エアラインズ・グループ(@AAL/U)が6.80%高、デルタ・エア・ラインズ(@DAL/U)が5.61%高と値を上げている。
これまで全体相場を大幅にアウトパフォームしてきたハイテク・IT銘柄は、相対的に景気循環セクターより弱含んだが、個別では上げが目立つ銘柄もあった。例えばネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)は8.07%高と急伸。ゴールドマン・サックスが目標株価を引き上げたことが刺激材料となっている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
バイオ医薬大手ギリアド・サイエンシズ(@GILD/U)の「レムデシビル」に関する有望な治験データが発表されたことがプラス材料(ギリアドは2.15%高)。重症患者の回復期間短縮や死亡率の低下など有効性が示されるなか、投資家心理が改善している。
セクター別では、S&P500全11業種のうち、ヘルスケアと情報技術を除く9業種が軒並み上昇。なかでも金融株の上げが目立つ。銀行大手のジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が5.47%高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が5.49%高、シティグループ(@C/U)が6.47%高を値を上げた。長期金利の上昇に伴う利ザヤの改善が見込まれたほか、翌週からの決算発表が期待された格好だ。
米景気の段階的な改善を見越し、エネルギー、資本財など景気循環セクターも堅調。石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)が3.12%高、航空大手のボーイング(@BA/U)が2.98%高、鉄鋼大手のUSスチール(@X/U)が9.69%高と買われた。
コロナ禍で打撃を受けた銘柄群も高い。クルーズ大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が10.84%高、ロイヤル・カリビアン・クルーズ(@RCL/U)が9.87%高、航空大手のアメリカン・エアラインズ・グループ(@AAL/U)が6.80%高、デルタ・エア・ラインズ(@DAL/U)が5.61%高と値を上げている。
これまで全体相場を大幅にアウトパフォームしてきたハイテク・IT銘柄は、相対的に景気循環セクターより弱含んだが、個別では上げが目立つ銘柄もあった。例えばネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)は8.07%高と急伸。ゴールドマン・サックスが目標株価を引き上げたことが刺激材料となっている。
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