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2020/10/01 08:56

大引け概況(詳報):ダウ反発、ナスダックも上昇 無料記事

 30日のNY株式市場は、米経済指標の上振れなどで買い戻される展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって反発し、それぞれ前日比329.04ドル(1.20%)高の2万7781.70ドル、82.26ポイント(0.74%)高の1万1167.51ポイントで取引を終えた。
 この日発表された主要経済指標は軒並み堅調。9月の全米雇用リポートでは、非農業部門雇用者数が前月比74万9000人増と市場予想(約64万9000人)より多かった。また9月のシカゴPMIも62.4に伸び、市場予想(約52.0)を上回っている。さらに、今年第2四半期の米GDP確定値も上方修正された(マイナス31.7%→マイナス31.4%)。
 米追加経済対策の成立期待もプラス材料。ムニューシン財務長官は講演で、「(成立向けて)真剣に取り組んでいる最中であり、民主党との間で合理的な妥協は可能だと考えている」と述べた。
 ダウ平均構成銘柄では、アメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が2.56%高、ユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が2.51%、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が2.15%高、ホーム・デポ(@HD/U)が2.06%高と値を上げた。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち9業種が上昇。なかでも、大手医薬品メーカーを中心にヘルスケアの上げが目立つ。アボット ラボラトリーズ(@ABT/U)が3.46%高と急伸したほか、ファイザー(@PFE/U)が1.47%高、メルク(@MRK/U)が1.28%高、ジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)が1.24%高と買われた。
 一方、半導体メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)は7.39%安と急落。9〜11月期のガイダンス(自社見通し)で、売上高と調整後の希薄化後EPSが市場予想に届かなかったことが嫌気されている。


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