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2020/11/30 08:44

大引け概況(詳報): 反発、ナスダックとS&P500は最高値 無料記事

 休場明け27日のNY株式市場は、成長株を中心に買い戻される展開。主要指標のダウ平均が前日比37.90ドル(0.13%)高の29910.37ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が111.45ポイント(0.92%)高の12205.85ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も8.70ポイント(0.24%)高の3638.35ポイントと買われ、ナスダックとともに過去最高値を切り上げている。
 このところか上昇が目立っていたバリュー株がやや売られる一方、グロース株に買いが入った。セクター別では、S&P500全11業種のうち、エネルギーや金融、資本財など6業種が下落する半面、ヘルスケアやコミュニケーションなど5業種が上昇している。グロース株のうち、電気自動車(EV)大手のテスラ(@TSLA/U)が2.05%高、バイオ医薬ベンチャーのモデルナ(@MRNA/U)が16.35%高、ハンドメイドマーケットプレイスのエッツィ(@ETSY/U)が10.66%高と上げが目立った。ビデオ会議アプリ大手のズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(@ZM/U)やオンライン中古車販売ディーラーのカーバナ(@CVNA/U)もそれぞれ6.29%、4.61%ずつ上昇している。
 このほか、主要半導体銘柄で構成されるSOX指数も1.20%高の2631.56ポイントと堅調。半導体設備大手のアプライドマテリアルズ(@AMAT/U)が1.87%高、ラムリサーチ(@LRCX/U)が2.19%高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が1.26%高と買われた。
 ヘルスケアの一角も高い。製薬大手のファイザー(@PFE/U)が1.92%高、イーライリリー(@LLY/U)が1.86%高、アムジェン(@AMGN/U)が2.04%高、遺伝子解析機器大手のイルミナ(@ILMN/U)が4.29%高と上昇した。





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