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2020/10/02 08:39

大引け概況(詳報):ダウ小幅続伸、ナスダックは150ポイント高 無料記事

 1日のNY株式市場は、前日に続いて米追加経済対策の合意期待で買われる展開。主要指標のダウ平均は小幅ながら続伸し、前日比35.20ドル(0.13%)高の2万7816.90ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も続伸し、159.00ポイント(1.42%)高の1万1326.51ポイントだった。
 米政府と野党・民主党が合意に向けた努力を続けたことはプラス材料。ムニューシン財務長官とペロシ下院議長はこの日も電話協議で妥協点を探った。ただ、「主要項目を巡ってまだ隔たりがある」(ペロシ議長)として成果は得られていない。
 ダウ平均構成銘柄では、石油のシェブロン(@CVX/U)や素材化学のダウ(@DOW/U)が2%前後下落する半面、小売りのウォルマート(@WMT/U)が2.19%高、クレジットカードのビザ(@V/U)が1.99%高と買われた。値がさ株のマイクロソフト(@MSFT/U)とセールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が1.01%、0.85%ずつ上昇したこともダウ平均を支えている。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち7業種が上昇。なかでも一般消費財の上げが目立つ。時価総額の大きいアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.30%高、ブッキング・ホールディングス(@BKNG/U)が1.89%高、スターバックス(@SBUX/U)が0.95%高、ナイキ(@NKE/U)が0.88%高と買われた。
 他の個別動向では、家庭用品チェーン大手のベッドバス&ビヨンド(@BBBY/U)が25.13%高と急騰。この日発表された2020年6〜8月期業績で、既存店売上高が市場予想に反して約4年ぶりにプラスに転じたことや、最終損益が黒字に転換したことなどが追い風だ。


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