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2020/10/05 11:08

◇週間相場見通し:神経質な値動きか、大統領の病状を見極め 無料記事

 今週のNY市場は、新型コロナに感染したトランプ大統領の病状をにらみながらの不安定な展開になりそうだ。一部のメディアが「5日にも退院する」と伝えるなど早期回復の期待が出はじめる一方、大統領が高齢ということもあり健康状態の悪化を懸念する向きもある。
 新型コロナの絡みでは、NYの一部地域で再びロックダウンが導入されたこともマイナス材料。外出規制によって経済活動が停滞した場合、景気の先行き不透明感が強く意識されるはずだ(先週末に発表された9月の雇用統計で、非農業者数雇用者数が66.1万人と市場予想の85.9万人を大きく下回ったことも景気の先行き不安を強めた)。
 ただ、10月8日に公開されるFOMC議事録(9月16日分)には期待が持てる。超低金利の長期化が改めて確認される可能性が高く、金融当局による景気下支えのスタンスを印象付ける内容となろう。


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