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2020/02/07 08:45

大引け概況(詳報): 4日続伸、主要3指数が最高値 無料記事

 6日のNY株式市場は、新型肺炎への懸念が後退するなかで買いが継続する展開。主要指標のダウ平均が前日比88.92ドル(0.30%)高の29379.77ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が63.47ポイント(0.67%)高の9572.15ポイントとそろって4日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとしているS&P500指数も0.33%高と買われ、主要3指数が軒並み最高値を更新している(ナスダックとS&P500は連日の切り上げ)。新型コロナウイルスによる経済全般への過度な懸念が薄らいでいるほか、中国が対米追加関税(昨年9月の発動分)の税率を半減させたことなどが好感された。
 S&P500全11業種のうち、5業種が下落する一方、6業種が上昇。なかでもIT・ハイテク関連の上げが目立つ。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.07%高、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.07%高、IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が1.17%高と値を上げた。半導体銘柄の一角も買われ、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)とGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)がそれぞれ3.36%、1.39%ずつ上昇していえる。
 生活必需品セクターも高い。生活用品大手のコルゲート・パルモリブ(@CL/U)が0.77%高、化粧品大手のエスティ・ローダー(@EL/U)が5.07%高、たばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(@PM/U)が2.67%高と値を上げた。
 主要企業の決算はまちまち。好業績を発表したSNS大手のツイッター(@TWTR/U)が15.03%高と急伸する一方、ガイダンスを引き下げた医療機器大手のベクトン・ディッキンソン(@BDX/U)が11.80%安、利益見通しが下振れた食品大手のケロッグ(@K/U)が8.51%安と急落している。


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