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2020/08/24 08:38

大引け概況(詳報): 続伸、アップルの急伸が相場を下支え 無料記事

 先週末21日のNY株式市場は、ハイテク銘柄の主導で買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比190.60ドル(0.69%)高の27930.33ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が46.85ポイント(0.42%)高の11311.80ポイントとそろって続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も11.65ポイント(0.34%)高の3397.16ポイントと買われ、S&P500とナスダックはともに最高値を切り上げている。政策面の新規ニュースは限定的だったものの、強気ムードは健在だった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち、情報技術を中心に一般消費財や資本財など7業種が上昇した。特に上げが目立ったのは、3指数すべてに採用されているIT機器大手のアップル(@AAPL/U)。株式分割の基準日(24日)を控えて5.15%急伸し、相場を下支えしている。半導体銘柄の一角も上げ、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.47%高、モバイル向け半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が2.12%高と買われた。
 このほか、住宅建設セクターが堅調。低金利を背景に住宅市場の活況が続くなか、トール・ブラザーズ(@TOL/U)が3.69%高、DRホートン(@DHI/U)が3.18%高、KBホーム(@KBH/U)が2.29%高と値を上げている。7月の中古住宅販売が年率換算で前月比24.7%増の586万戸に膨らみ(市場予想;約541万戸)、2カ月連続で過去最大の伸びを記録したことがプラス材料視された。


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