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2020/08/14 08:37

大引け概況(詳報):ダウ反落、ナスダックは続伸 無料記事

 13日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均は前日比80.12ドル(0.29%)安の2万7896.72ドルと反落したが、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は30.26ポイント(0.28%)高の1万1042.50ポイントと続伸して取引を終えた。
 米追加経済対策に関する合意の遅れがダウ平均のマイナス材料。トランプ政権と議会与野党の協議に進展が見られないことから、米経済の先行きに対する不透明感が強まった。これを受け、景気動向に敏感な金融セクターや資本財セクターを中心に売られている。
 ネットワーク機器大手シスコシステムズ(@CSCO/U)が11.19%安と急落したことも重荷。前日引け後に発表された8〜10月期ガイダンスが市場予想に届かなかったことが逆風だ。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち9業種が下落。なかでもエネルギーの下げが目立つ。エクソン・モービル(@XOM/U)が2.45%下落したほか、EOGリソーシズ(@EOG/U)が3.40%安、コノコフィリップス(@COP/U)が2.47%安、シュルンベルジェ(@SLB/U)が2.41%安と売られた。
 一方、コミュニケーション・サービスは高い。ネット動画配信のネットフリックス(@NFLX/U)が1.23%上昇したほか、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が0.62%高、SNSのフェイスブック(@FB/U)が0.54%高、ゲームソフトのエレクトロニック・アーツ(@EA/U)が1.34%高と値を上げている。
 他の個別動向では、アップル(@APPL/U)が1.77%上昇。音楽や動画の配信などのサブスクリプションサービスについて、「ひとまとめにした割安なパッケージを10月ごろ導入する計画」と報じられたことが追い風だ。


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