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2020/07/14 08:44

大引け概況(詳報): ダウ小幅高、ナスダックは急反落 無料記事

 週明け13日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に利食い売りに押される展開。主要指標のダウ平均が前営業日比10.50ドル(0.04%)高の26085.80ドルと小幅続伸する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は226.60ポイント(2.13%)安の10390.84ポイントと急反落して取引を終えた(ナスダックは一時1.95%高の10824.79ポイントまで上昇)。
 先週に続き、この日も米国株式市場は高く始まったが(「FAANG」など大型IT銘柄が軒並み過去最高値を更新)、米中関係の悪化や新型コロナウイルスの感染拡大「第2波」が警戒されるなかで中盤から失速。ポンペオ国務長官がこの日、中国の南シナ海を巡る権利主張について「不法」と公式に非難したほか、カリフォルニア州が新型コロナウイルスの感染抑制策を再導入し、LAとサンディエゴの統合学区が「新学期をリモートで始める」と発表したことなどが投資家心理を悪化させている。
 これまで相場をけん引してきた大型IT銘柄の下げが目立つ。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が3.00%安、IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が0.46%安、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が2.48%安、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が4.23%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が3.09%安、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.74%安と下落した(場中ではそれぞれ4.50%高、4.20%高、2.07%高、4.85%高、0.99%高、2.42%高まで上昇する場面もみられた)。
 ボラティリティが特に高かったのは、電気自動車(EV)大手のテスラ(@TSLA/U)。一時16.20%高まで急伸したが、結局3.08%安に沈んでいる。長らく上げ基調が続いていたクラウド型ソフトウェア銘柄などでも利食い売りが膨らみ、電子署名サービスのドキュサイン(@DOCU/U)が9.56%安、新興セキュリティ企業のクラウドストライク・ホールディングス(@CRWD/U)が8.95%安、モバイル決済大手のスクエア(@SQ/U)が7.34%安、ECサイト構築支援サービスのショッピファイ(@SHOP/U)が6.12%安で引けている。


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