2020/03/30 08:36
大引け概況(詳報): 急反落、国内感染者数の急増を嫌気
先週末27日のNY株式市場は、新型コロナウイルスによる経済損失の拡大懸念で戻り売りに押される展開。主要指標のダウ平均が前日比915.39ドル(4.06%)安の21636.78ドル、ナスダック総合指数が295.16ポイント(3.79%)安の7502.38ポイントとそろって急反落して取引を終えた。多くの機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も売られ、88.60ポイント(3.37%)安の2541.47ポイントで引けている。
新型コロナウイルスの国内感染者数が急増するなか、景気見通しの不透明感が強まっていることが嫌気された。過去3日連続で上昇したことで、短期的な利食い圧力も強まっている。約2兆ドル規模の景気刺激策第3弾が下院で可決されるとの期待で場中に下げ幅を縮小したが(S&P500指数は一時0.5%安)、引け際に改めて下げ幅を広げた。
セクター別では、S&P500全11業種のうち公益を除く10業種が下落。なかでもこのところ買い戻す動きが強まっていたエネルギー、資本財、素材など景気循環セクターの下げが目立った。石油大手のシェブロン(@CVX/U)が9.95%安、航空機大手のボーイング(@BA/U)が10.27%安、鉱山開発大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が11.30%安と軒並み急落している。
新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた銘柄の下げも大きい。クルーズ船大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)とロイヤル・カリビアン・クルーズ(@RCL/U)がそれぞれ19.14%、15.05%ずつ下落したほか、航空大手のアメリカン・エアラインズ・グループ(@AAL/U)とサウスウェスト・エアラインズ(@LUV/U)がそれぞれ10.34%、11.76%ずつ値を下げた。クルーズ船大手に関しては、「政府支援の対象にならない」との観測報道が嫌気されている。カジノ大手のラスベガス・サンズ(@LVS/U)とウィンリゾーツ(@WYNN/U)もそれぞれ12.94%、11.47%ずつ下落した。
ハイテク・IT大手も安い。IT大手のアップル(@AAPL/U)が4.14%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が4.11%安、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が4.53%安、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が4.01%安と値を下げている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
新型コロナウイルスの国内感染者数が急増するなか、景気見通しの不透明感が強まっていることが嫌気された。過去3日連続で上昇したことで、短期的な利食い圧力も強まっている。約2兆ドル規模の景気刺激策第3弾が下院で可決されるとの期待で場中に下げ幅を縮小したが(S&P500指数は一時0.5%安)、引け際に改めて下げ幅を広げた。
セクター別では、S&P500全11業種のうち公益を除く10業種が下落。なかでもこのところ買い戻す動きが強まっていたエネルギー、資本財、素材など景気循環セクターの下げが目立った。石油大手のシェブロン(@CVX/U)が9.95%安、航空機大手のボーイング(@BA/U)が10.27%安、鉱山開発大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が11.30%安と軒並み急落している。
新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた銘柄の下げも大きい。クルーズ船大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)とロイヤル・カリビアン・クルーズ(@RCL/U)がそれぞれ19.14%、15.05%ずつ下落したほか、航空大手のアメリカン・エアラインズ・グループ(@AAL/U)とサウスウェスト・エアラインズ(@LUV/U)がそれぞれ10.34%、11.76%ずつ値を下げた。クルーズ船大手に関しては、「政府支援の対象にならない」との観測報道が嫌気されている。カジノ大手のラスベガス・サンズ(@LVS/U)とウィンリゾーツ(@WYNN/U)もそれぞれ12.94%、11.47%ずつ下落した。
ハイテク・IT大手も安い。IT大手のアップル(@AAPL/U)が4.14%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が4.11%安、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が4.53%安、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が4.01%安と値を下げている。
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