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2020/05/08 08:50

大引け概況(詳報): 上昇、ナスダックは4日続伸で年初来プラスに 無料記事

 7日のNY株式市場は、景気見通しに対する楽観スタンスが強まるなかで買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比211.25ドル(0.89%)高の23875.89ドルと反発し、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は125.27ポイント(1.42%)高の8979.66ポイントと4日続伸して取引を終えた。ナスダックは年初来でプラス圏に浮上している。
 各州で新型コロナウイルスの感染拡大防止策が段階的に緩和されるなか、市場では「景気の最悪期が過ぎた」とする見方が広がりつつある。週間の新規失業保険申請件数が市場予想より多かったことも特段マイナス材料視されず、決済大手ペイパル・ホールディングス(@PYPL/U)など主要企業の足元動向が堅調なことがプラスに受け止められた。
 セクター別ではS&P500全11業種のうち、生活必需品とヘルスケアを除く9業種が上昇。エネルギーや金融などが買われ、石油大手のコノコフィリップス(@COP/U)が4.77%高、銀行大手のバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が2.19%高、シティグループ(@C/U)が3.94%高と値を上げた。
 この日は決算発表銘柄の上げが目立つ。前述のペイパルが14.01%高と過去最高値を切り上げたほか、通信キャリア大手のT モバイル US(@TMUS/U)が10.05%高、配車大手のリフト(@LYFT/U)が21.67%高、クラウド電話API大手のトゥイリオ(@TWLO/U)が39.62%高、ネットセキュリティ大手のフォーティネットが21.23%高と急伸した。ペイパルとリフトについては、経営陣が「4月に改善・安定した」と言及したことが好感されている。同業他社も連れ高し、モバイル決済大手のスクエア(@SQ/U)が9.57%高、配車大手のウーバー・テクノロジーズ(@UBER/U)が11.18%高、ネットセキュリティ大手のファイア・アイ(@FEYE/U)が13.92%高と買われた。


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