詳細
検索 (期間指定)
期間

2020/05/07 08:25

大引け概況(詳報): ダウ反落、ナスダックは3日続伸 無料記事

 6日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比218.45ドル(0.91%)安の23664.64ドルと反落する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は45.27ポイント(0.51%)高の8854.39ポイントと3日続伸して取引を終えた。米国の多数エリアで経済活動が段階的に再開されるなか、「景気の最悪期が過ぎた」という楽観的な見方がある半面、経済活動再開による感染者数の拡大や米中関係の悪化などが警戒されている。朝方に続伸して寄り付いたが、ダウ平均は引けにかけてマイナス圏に沈んだ(ナスダックは上げ幅を縮小)。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち、情報技術と一般消費財を除く9業種が下落した。なかでも公益や通信などディフェンシブセクターが安い。再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)と電力大手のデューク エナジー(@DUK/U)がそれぞれ3.23%、3.69%ずつ下落したほか、通信キャリア大手のエイ ティ アンド ティ(@T/U)が3.19%売られた。
 エネルギーや資本財など、景気循環セクターも下落。エネルギー大手のエクソンモービル(@XOM/U)が1.87%安、シェブロン(@CVX/U)が3.06%安、軍用航空機大手のロッキード・マーチン(@LMT/U)が3.00%安、航空機大手のボーイング(@BA/U)が2.82%安と値を下げた。
 一方、大型ハイテク株は堅調。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.44%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.98%高、IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が1.03%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が2.26%高と買われた。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース