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2020/06/24 08:56

大引け概況(詳報):ダウ続伸、ナスダックは連日の最高値 無料記事

 23日のNY株式市場は、大型ハイテク株の主導で買われる展開。主要指標のダウ平均は前日比131.14ドル(0.50%)高の2万6156.10ドルと続伸して取引を終えた。ナスダック総合指数も買われ、74.90ポイント(0.73%)高の10131.37ポイントと8日続伸。連日で過去最高値を更新している。
 前日に続いて相場を押し上げたのは、新型肺炎のまん延が業績に与える影響が小さいとされるIT大手。有力ブローカーによる目標株価の引き上げが相次いでいたアップル(@APPL/U)が2.13%上昇したのをはじめ、アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.86%高、フェイスブック(@FB/U)が1.26%高、マイクロソフト(@MSFT/U)が0.67%高と値を上げた。
 米経済指標の好転も支援材料。5月の新築住宅販売件数が67万6000件と市場予想(約64万件)を上回ったほか、6月のIHSマークイット製造業購買担当者景気指数(PMI)が49.6と市場予想(約50.0)をやや下回ったものの、前月(39.8)から大幅に上昇している。
 セクター別では、S&P500指数を構成する11業種のうち7業種が上昇。なかでも一般消費財の上げが目立つ。スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が2.42%高、オンライン旅行サイト大手のブッキング・ホールディングス(@BKNG/U)が2.67%高、家電量販店大手のベスト・バイ(@BBY/U)が1.25%高、ファッションディスカウンターのTJXカンパニー(@TJX/U)が0.86%高と買われた。
 他の個別動向では、航空大手のアメリカン・エアラインズ・グループ(@AAL/U)が6.17%安に沈んだ。「1株当たり13.50ドルで新株を10億ドル相当発行するほか、転換社債と併せて計20億ドルを調達する」と発表したことを受け、ディスカウント幅の大きさや一株当たり価値の希薄化が嫌気されている。


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