2020/05/11 09:07
大引け概況(詳報):ダウ続伸、ナスダックも高い
先週末8日のNY株式市場は、米経済指標が市場予想よりも悪くなかったことで買われる展開。主要指標のダウ平均は前日比455.43ドル(1.91%)高の2万4331.32ドルと続伸して引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も、141.66ポイント(1.58%)高の9121.32ポイントと5日続伸している。
4月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比2050万人減少するなか、失業率が第二次世界大戦後で最高(14.7%)に達するという結果だったが、市場予想(約2200万人減少、約16%)よりも良かった。
米中対立の激化懸念がやや薄らいだこともプラス。米国のライトハイザー通商代表、ムニューシン財務長官と中国の劉鶴副首相が電話会談し、「貿易協議第1段階の合意実現に向けて協力することで一致した」と報じられたことを受け、米中合意の履行に対する期待が高まった。
セクター別では、S&P500指数を構成する11業種がすべて上昇。なかでもエネルギーの上げが目立つ。エクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が4.38%、3.06%ずつ買われたほか、シュルンベルジェ(@SLB/U)が7.89%高、ハリバートン(@HAL/U)が6.89%高、EOGリソーシズ(@EOG/U)が6.50%高と急伸している。
資本財も高い。建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が4.49%上昇したのをはじめ、航空機大手のボーイング(@BA/U)が3.72%高、コングロマリットのゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が2.95%高、航空部品・機械大手のレイセオン・テクノロジーズ(@RTN/U)が2.91%高と値を上げた。
他の個別動向では、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が2.10%上昇。「アラバマ州など4州の一部店舗で、11〜15日の間に営業を再開する」と発表したことが追い風だ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
4月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比2050万人減少するなか、失業率が第二次世界大戦後で最高(14.7%)に達するという結果だったが、市場予想(約2200万人減少、約16%)よりも良かった。
米中対立の激化懸念がやや薄らいだこともプラス。米国のライトハイザー通商代表、ムニューシン財務長官と中国の劉鶴副首相が電話会談し、「貿易協議第1段階の合意実現に向けて協力することで一致した」と報じられたことを受け、米中合意の履行に対する期待が高まった。
セクター別では、S&P500指数を構成する11業種がすべて上昇。なかでもエネルギーの上げが目立つ。エクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が4.38%、3.06%ずつ買われたほか、シュルンベルジェ(@SLB/U)が7.89%高、ハリバートン(@HAL/U)が6.89%高、EOGリソーシズ(@EOG/U)が6.50%高と急伸している。
資本財も高い。建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が4.49%上昇したのをはじめ、航空機大手のボーイング(@BA/U)が3.72%高、コングロマリットのゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が2.95%高、航空部品・機械大手のレイセオン・テクノロジーズ(@RTN/U)が2.91%高と値を上げた。
他の個別動向では、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が2.10%上昇。「アラバマ州など4州の一部店舗で、11〜15日の間に営業を再開する」と発表したことが追い風だ。
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