2020/03/24 08:39
大引け概況(詳報): ダウ大幅続落、景気対策法案の遅れで
23日のNY株式市場は、財政刺激策が遅れるなかで売りが継続する展開。主要指標のダウ平均は、前営業日比582.05ドル(3.04%)安の18591.93ドルと大幅続落して取引を終えた。ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数も弱含み、18.85ポイント(0.27%)安の6860.67ポイントで引けている。
迅速な通過が期待されていた景気対策法案第3弾について、米連邦議会で成立が難航していることがマイナス材料。与党・共和党が野党・民主党の合意を得られず、失望売りの動きが相次いだ格好だ。
量的緩和策の拡充も、投資家心理の好転につながらなかった。米連邦準備理事会(FRB)が朝方、米国債とモーゲージ担保証券(MBS)の買い入れ枠を「必要な金額(in the amounts needed)」に引き上げたものの(従来は合計7000億ドル)、この日の市場では特段ポジティブ材料視されていない。
セクター別では、S&P500全11業種のうち一般消費財を除く10業種が下落。なかでもエネルギーや資本財、素材など景気循環セクターが安い。石油大手のシェブロン(@CVX/U)が8.71%安、石油サービス大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が10.15%安、統合テクノロジー大手のハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が7.68%安、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が6.29%安と急落している。ゼネラル・エレクトリックに関しては、航空関連需要の縮小を踏まえ、傘下のGEアビエーションが米従業員の10%を削減することが報じられた。
金融セクターも下落。銀行大手のジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)とバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)がそれぞれ5.35%、8.08%ずつ値を下げた。
一方、ハイテクセクターの一角は高い。「巣ごもり消費」拡大を追い風に、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が3.07%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が8.24%高と上昇した。半導体セクターにも買い戻しが入り、半導体大手のインテル(@INTC/U)が8.18%高、半導体設備大手のアプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が5.74%高と値を上げている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
迅速な通過が期待されていた景気対策法案第3弾について、米連邦議会で成立が難航していることがマイナス材料。与党・共和党が野党・民主党の合意を得られず、失望売りの動きが相次いだ格好だ。
量的緩和策の拡充も、投資家心理の好転につながらなかった。米連邦準備理事会(FRB)が朝方、米国債とモーゲージ担保証券(MBS)の買い入れ枠を「必要な金額(in the amounts needed)」に引き上げたものの(従来は合計7000億ドル)、この日の市場では特段ポジティブ材料視されていない。
セクター別では、S&P500全11業種のうち一般消費財を除く10業種が下落。なかでもエネルギーや資本財、素材など景気循環セクターが安い。石油大手のシェブロン(@CVX/U)が8.71%安、石油サービス大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が10.15%安、統合テクノロジー大手のハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が7.68%安、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が6.29%安と急落している。ゼネラル・エレクトリックに関しては、航空関連需要の縮小を踏まえ、傘下のGEアビエーションが米従業員の10%を削減することが報じられた。
金融セクターも下落。銀行大手のジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)とバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)がそれぞれ5.35%、8.08%ずつ値を下げた。
一方、ハイテクセクターの一角は高い。「巣ごもり消費」拡大を追い風に、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が3.07%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が8.24%高と上昇した。半導体セクターにも買い戻しが入り、半導体大手のインテル(@INTC/U)が8.18%高、半導体設備大手のアプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が5.74%高と値を上げている。
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