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2020/10/13 08:35

大引け概況(詳報):4日続伸、アップルやアマゾンなどが高い 無料記事

 週明け12日のNY株式市場は、大型IT銘柄を中心に幅広く買いが継続する展開。主要指標のダウ平均が前営業日比250.62ドル(0.88%)高の28837.52ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が296.32ポイント(2.56%)高の11876.26ポイントとそろって4日続伸して取引を終えた。
 「FAAMG」銘柄が相場をけん引。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が6.35%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が4.75%高、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が3.58%高、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が4.27%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.59%高と軒並み急伸している。アップルとアマゾンについては、13日に控えた新型iPhone発表会や大規模セール「Prime Day」がそれぞれプラス材料視された。ただ、追加景気対策法案の交渉が行き詰まりつつあることも(トランプ政権の1.8兆ドル案を民主党と共和党上院が拒否)、景気循環株から成長株への資金移動につながった可能性がある。
 13日から本格化する決算発表シーズンを控え、先陣を切る金融銘柄も底堅い動き。銀行大手のジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)とバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が1.23%、1.26%ずつ上昇したほか、投資銀行大手のゴールドマン・サックス(@GS/U)とモルガン・スタンレー(@MS/U)が3.17%、3.91%ずつ値を上げた。
 他の個別動向では、クラウド電話API大手のトゥイリオ(@TWLO/U)が7.67%高と急伸し、過去最高値を更新。クラウド型顧客データプラットフォーム(CDP)のセグメントを株式交換で買収すると発表したことが刺激材料となった(買収総額は約32億ドル)。


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