2018/12/18 12:18
ラッセル2000指数が高値から20%超の下落、小型株の売り継続
週明け17日のNY株式市場では、小型株のベンチマークとされる「ラッセル2000」が前営業日比2.32%安の1378.14ポイントと3日続落して引けた。今年8月末につけた年初来高値からの下落幅が累計20%を超え、17年8月以来の安値を更新している。
内需小型株を多く組み入れているラッセル2000は今年上半期に好調だったものの、米国経済成長の減速懸念が高まりつつあるなか、9月以降は下落基調に転換。好調時には「米中貿易懸念の悪影響を免れ、米法人減税の恩恵を享受する」とみられていたが徐々に投資センチメントが悪化した。
有力メディアのCNBCによると、市場の注目点は地域別売上構成からバランスシートに移りつつある。大型企業より負債比率が高く、変動金利による借入金が多い小型株は金利上昇の悪影響が大きいため、来年にかけて事業環境の悪化が警戒され始めたようだ。
指数サービス大手のFTSEラッセルが提供する「ラッセル2000」は、時価総額順(浮動株調整後)にリスト化された3000銘柄で構成される時価総額加重平均型インデックス(ラッセル3000)の一部。3000銘柄のうち、上位1000銘柄が「ラッセル1000」の構成銘柄、下位2000銘柄が「ラッセル2000」の構成銘柄になる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
内需小型株を多く組み入れているラッセル2000は今年上半期に好調だったものの、米国経済成長の減速懸念が高まりつつあるなか、9月以降は下落基調に転換。好調時には「米中貿易懸念の悪影響を免れ、米法人減税の恩恵を享受する」とみられていたが徐々に投資センチメントが悪化した。
有力メディアのCNBCによると、市場の注目点は地域別売上構成からバランスシートに移りつつある。大型企業より負債比率が高く、変動金利による借入金が多い小型株は金利上昇の悪影響が大きいため、来年にかけて事業環境の悪化が警戒され始めたようだ。
指数サービス大手のFTSEラッセルが提供する「ラッセル2000」は、時価総額順(浮動株調整後)にリスト化された3000銘柄で構成される時価総額加重平均型インデックス(ラッセル3000)の一部。3000銘柄のうち、上位1000銘柄が「ラッセル1000」の構成銘柄、下位2000銘柄が「ラッセル2000」の構成銘柄になる。
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