27日のNY株式市場は、買い戻しが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比260.37ドル（1.14％）高の23138.82ドル、ハイテク銘柄で構成されるナスダック総合指数が25.14ポイント（0.38％）高の6579.49ポイントと続伸して取引を終えた。
　前日の急反発（ダウは1日の上昇幅としては過去最大を記録）もあり、この日は反落して始まったものの（ダウは一時2.67％安、ナスダックは一時3.31％安）、引けにかけて切り返した。
　S&P500全11業種はすべて上昇。素材や資本財、金融、ヘルスケアなど幅広いセクターが総じて強含んだ。石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.80％高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が1.53％高、銀行大手のジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が1.13％高、製薬大手のメルク(@MRK/U)が1.86％高と値を上げている。
　なかでも、軍需銘柄の上げが目立つ。軍用航空機大手のロッキード・マーチン(@LMT/U)が3.25％高、無人航空機システム（UAS）大手のエアロバイロメント(@AVAV/U)が3.85％高、軍用機メーカー大手のノースロップ・グラマン(@NOC/U)が2.98％高、ミサイル・防衛システム大手のレイセオン(@RTN/U)が2.73％高と買われた。
　IT・ネットセクターはいったん売られた後に買い戻しが入った。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)とIT端末大手のアップル(@AAPL/U)がそれぞれ0.63％安、0.65％安とそろって下げ渋ったほか（アマゾンは一時5.47％安、アップルは一時4.51％安）、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が3.37％高、クラウド型顧客管理ソフトのセールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が3.33％高で引けた。


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