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2018/12/14 08:49

大引け概況(詳報):ダウ小幅続伸、ナスダックは4日ぶり反落 無料記事

 13日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均は小幅に続伸し、前日比70.11ドル(0.29%)高の2万4597.38ドルで引けた。一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は下落し、27.98ポイント(0.39%)安の7070.33ポイントで取引を終えている。
 この日は、米中間の貿易交渉の進展を横目に見ながら、プラス圏とマイナス圏を行き来した。中国商務省の報道官が「米国との貿易協議に関する作業が順調に進んでいる」と表明する一方、米国のロス商務長官は「貿易協議の行き詰まりを打開するために、中国が追加策をまとめる必要がある」と厳しい姿勢を示した。
 こうしたなか、生活必需品セクターは堅調。消費財大手のプロクター&ギャンブル(@PG/U)が2.62%上昇したほか、ファストフード大手のマクドナルド(@MCD/U)が1.61%高、飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が0.51%高、食品・飲料大手のペプシコ(@PEP/U)が1.15%高と買われている。
 他のセクターでは、公益事業が高い。電力会社のデューク・エナジー(@DUK/U)が1.45%上昇したのをはじめ、電力・ガス事業持ち株会社のセンプラ・エナジー(@SRE/U)と再生可能エネルギー発電大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が0.80%、0.49%ずつ値を上げた。
 一方、素材は安い。総合化学メーカー大手のダウ・デュポン(@DWDP/U)が1.05%安に沈んだほか、建材大手のバルカン・マテリアルズ(@VMC/U)が1.86%安、アルミ合金のアーコニック(@ARNC/U)が1.58%、窒素肥料大手のシーエフ・インダストリーズ(@CF/U)が0.74%安と売られた。
 他の個別動向では、巨大コングロマリットのゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が7.30%高と急伸。弱気な見方を続けていたジェイピー・モルガン・チェースが最新リポートで、投資判断を「ニュートラル」に引き上げたことなどが追い風だ。


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