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2022/06/24 08:50

米国株大引け概況(詳報):反発、米長期金利の低下で 無料記事

 23日のNY株式市場は、米長期債利回りの低下で買われる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって反発し、それぞれ前日比194.23ドル(0.64%)高の3万677.36ドル、179.11ポイント(1.62%)高の1万1232.19ポイントで取引を終えた。
 この日は米10年債の利回りが一時、約2週間ぶりに3.00%台まで低下した。S&Pグローバルが発表した6月の製造業・サービス業のPMIが、ともに市場予想を下回ったことが影響している。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち7業種が上昇。なかでも、製薬大手を中心にヘルスケアセクターの上げが目立つ。メルク(@MRK/U)が3.19%高と急伸したのをはじめ、ジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)が2.23%高、ファイザー(@PFE/U)が2.08%高と値を上げた。
 ハイテク大手を中心に情報技術セクターも高い。クラウド顧客管理大手のセールスフォース(@CRM/U)が3.34%高、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が3.10%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.26%高、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が2.16%高と買われた。
 一方、原油価格の低下を受けてエネルギーセクターは安い。石油大手のシェブロン(@CVX/U)とエクソン・モービル(@XOM/U)が3.68%、3.02%ずつ売られたほか、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が5.56%安、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.25%安と値を下げている。
 他の個別動向では、西海岸拠点の住宅建設大手KBホーム(@KBH/U)が8.62%高と急伸。前日引け後に発表された2022年3〜5月期業績の上振れや、22年度通期ガイダンスを従来見通しから継続したことなどが好感された。


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