2023/02/08 08:44
米国株大引け概況(詳報): 反発、ナスダックは2%近く上昇
7日のNY株式市場は、パウエルFRB議長の発言を消化するなかで買い戻される展開。主要指標のダウ平均が前日比265.67ドル(0.78%)高の3万4156.69ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が226.34ポイント(1.90%)高の1万2113.79ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も52.92ポイント(1.29%)高の4164.00ポイントと反発している。
寄り付きから昼頃までほぼ横ばい推移だったが、昼過ぎにワシントンDCで行われたパウエルFRB議長のインタビュー後に買いが優勢になった。先週末に発表された1月雇用統計がかなり強かったものの、パウエルFRB議長の発言はそれほどタカ派的でないと受け止められた形。「ディスインフレプロセスが始まっている」「インフレ2%まで長い道のりがある」「今後の動向はデータ(統計)次第」などこれまでとほぼ同様のコメントだった。2年債利回りが4.46%(↓0.01ポイント)とほぼ横ばいになる一方、10年債利回りは3.67%(↑0.03ポイント)に上昇している。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が高い(生活必需品や公益などは逆行安)。エネルギー(↑約3%)などの景気敏感セクターのほか、大型ハイテク株が含まれるコミュニケーション(↑2%超)、情報技術(↑2%超)などが上昇した。この日はAI関連銘柄の上げが目立つ。検索エンジン「Bing」に対話可能AIを搭載すると発表したIT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が4.20%高と値を上げたほか、「ChatGPT」の対抗製品を発表したアルファベット(@GOOGL/U)が4.61%高、中国IT大手のバイドゥ(@BIDU/U)が12.18%高、AI需要拡大で恩恵を受けるとされるGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が5.14%高と買われている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
寄り付きから昼頃までほぼ横ばい推移だったが、昼過ぎにワシントンDCで行われたパウエルFRB議長のインタビュー後に買いが優勢になった。先週末に発表された1月雇用統計がかなり強かったものの、パウエルFRB議長の発言はそれほどタカ派的でないと受け止められた形。「ディスインフレプロセスが始まっている」「インフレ2%まで長い道のりがある」「今後の動向はデータ(統計)次第」などこれまでとほぼ同様のコメントだった。2年債利回りが4.46%(↓0.01ポイント)とほぼ横ばいになる一方、10年債利回りは3.67%(↑0.03ポイント)に上昇している。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が高い(生活必需品や公益などは逆行安)。エネルギー(↑約3%)などの景気敏感セクターのほか、大型ハイテク株が含まれるコミュニケーション(↑2%超)、情報技術(↑2%超)などが上昇した。この日はAI関連銘柄の上げが目立つ。検索エンジン「Bing」に対話可能AIを搭載すると発表したIT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が4.20%高と値を上げたほか、「ChatGPT」の対抗製品を発表したアルファベット(@GOOGL/U)が4.61%高、中国IT大手のバイドゥ(@BIDU/U)が12.18%高、AI需要拡大で恩恵を受けるとされるGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が5.14%高と買われている。
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