2022/12/05 09:53
米国株週間相場見通し:神経質な値動きか
今週のNY株式市場は、米利上げを巡る思惑が交錯する中で揉み合う展開か。
先週末(2日)発表された11月の雇用統計が予想より良い内容だったため(非農業部門の雇用者数と平均時給が上振れ。失業率は横ばい)、それまで強まっていた利上げペースの鈍化期待が後退。市場では、「来週14日のFOMCでの利上げ幅が前回の0.75%から0.5%に縮小するにせよ、利上げ最終目標(ターミナルレート)は5%を上回る可能性が出てきた」と警戒される状態だ。
景気不安も再燃。11月のISM製造業景況指数が下振れるなど、将来のリセッション懸念が燻りはじめた。今週は11月のISM非製造業景況指数やPPIの発表されるため、これらの内容に一喜一憂する流れとなろう。
とはいえ、長期債金利が低下基調にあることは相場の下支え要因。米10年債利回りが3.5%近辺まで低下したため(今年9月中旬の水準まで低下)。高バリュエーションのハイテク銘柄が買われる可能性もある。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
先週末(2日)発表された11月の雇用統計が予想より良い内容だったため(非農業部門の雇用者数と平均時給が上振れ。失業率は横ばい)、それまで強まっていた利上げペースの鈍化期待が後退。市場では、「来週14日のFOMCでの利上げ幅が前回の0.75%から0.5%に縮小するにせよ、利上げ最終目標(ターミナルレート)は5%を上回る可能性が出てきた」と警戒される状態だ。
景気不安も再燃。11月のISM製造業景況指数が下振れるなど、将来のリセッション懸念が燻りはじめた。今週は11月のISM非製造業景況指数やPPIの発表されるため、これらの内容に一喜一憂する流れとなろう。
とはいえ、長期債金利が低下基調にあることは相場の下支え要因。米10年債利回りが3.5%近辺まで低下したため(今年9月中旬の水準まで低下)。高バリュエーションのハイテク銘柄が買われる可能性もある。
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