2022/12/12 09:39
米国株週間相場見通し:神経質な値動きか
今週のNY株式市場は、FOMCや経済指標の動向を気にしながらの神経質な値動きとなりそうだ。
目先の最大イベントであるFOMCに関しては、現時点で「利上げ幅が0.75%からに0.5%に縮小する一方、政策金利見通し(ドットチャート)の最終利上げ到達点が4.6%(23年末中央値)から5%前後に引き上げられる」との見方が支配的だが、今週発表される11月CPIの内容次第によってやや変化する可能性もあるため、依然として金融政策スタンスの動向が警戒されている。
景気の先行きにも注意を要する。2年債(4.344%)と10年債(3.578%)の逆イールドが約40年ぶりのレベルに達するなど、リセッションに対する警戒感が出はじめた格好。WTI原油が71.02ドル/バレルまで下落したことも、(インフレ面でプラス材料になるとはいえ)将来的な景気の冷え込みを示す動きだ。
なお今週は、12月のNY連銀製造業景況指数やフィラデルフィア連銀景況指数、11月小売売上高の発表が相次ぐため、これら指標の結果によってもマーケットが変動する可能性がある。いずれも低調な内容が予想されているが、上振れれば利上げ長期化観測、下振れれば将来のリセッション懸念を強めることとなろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
目先の最大イベントであるFOMCに関しては、現時点で「利上げ幅が0.75%からに0.5%に縮小する一方、政策金利見通し(ドットチャート)の最終利上げ到達点が4.6%(23年末中央値)から5%前後に引き上げられる」との見方が支配的だが、今週発表される11月CPIの内容次第によってやや変化する可能性もあるため、依然として金融政策スタンスの動向が警戒されている。
景気の先行きにも注意を要する。2年債(4.344%)と10年債(3.578%)の逆イールドが約40年ぶりのレベルに達するなど、リセッションに対する警戒感が出はじめた格好。WTI原油が71.02ドル/バレルまで下落したことも、(インフレ面でプラス材料になるとはいえ)将来的な景気の冷え込みを示す動きだ。
なお今週は、12月のNY連銀製造業景況指数やフィラデルフィア連銀景況指数、11月小売売上高の発表が相次ぐため、これら指標の結果によってもマーケットが変動する可能性がある。いずれも低調な内容が予想されているが、上振れれば利上げ長期化観測、下振れれば将来のリセッション懸念を強めることとなろう。
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