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2024/09/27 09:01

米国株大引け概況(詳報): 上昇、S&P500は最高値 無料記事

 26日のNY株式市場は、半導体銘柄などが買われる展開。主要指標のダウ平均は前日比260.36ドル(0.62%)高の4万2175.11ドルと反発し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が108.08ポイント(0.60%)高の1万8190.29ポイントと4日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、23.11ポイント(0.40%)高の5745.37ポイントと反発で終了。過去最高値を更新している。
 メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が好決算・好ガイダンスを発表したこと、中国政府が追加景気刺激策を講じる可能性があると報じられたこと、米労働市場が底堅いこと(週間の新規失業保険申請件数は市場予想を下回る水準)などが相場の追い風となった。米、欧、中国が緩和的な金融政策に移りつつあるほか、スイス国立銀行やメキシコ銀行がこの日利下げしたことなどもあり、世界的な市況改善が期待されつつある。米司法省の調査報道でサーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピューター(@SMCI/U)が12.17%安と急落したことで、AI関連銘柄が寄り天気味になったものの、中国関連銘柄や景気敏感株が買われる動きが続いた。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇(エネルギーや公益など4業種は下落)。情報技術、コミュニケーションのほか、景気動向に敏感な素材、資本財などのセクターが買われた。前述のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が14.73%高と急伸したほか、他の半導体銘柄も連れ高し、半導体装置大手のアプライド・マテリアルズ(@AMAT/U)が6.23%高、ラム・リサーチ(@LRCX/U)が5.44%高と買われている(SOX指数は3.47%高)。
 前述したように中国関連銘柄や景気敏感株も高い。鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が7.45%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が3.36%高、カジノ大手のラスベガス・サンズ(@LVS/U)が7.99%高、化粧品大手のエスティ・ローダー(@EL/U)が10.01%高と軒並み急伸した。中国ADR銘柄も買われ、EC大手のアリババ(@BABA/U)とJDドット・コム(@JD/U)がそれぞれ10.07%、14.39%ずつ急騰している。


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