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2023/11/21 08:53

米国株大引け概況(詳報): 続伸、マイクロソフトや半導体銘柄が高い 無料記事

 週明け20日のNY株式市場は、やや薄商いだが、大型ハイテク株を中心に買いが続く展開。主要指標のダウ平均が前営業日比203.76ドル(0.58%)高の3万5151.04ドルと続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が159.05ポイント(1.13%)高の1万4284.53ポイントと5日続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、33.36ポイント(0.74%)高の4547.38ポイントと5日続伸で引けている。
 オープンAIの元CEO、サム・アルトマン氏を新たなAIチームのリーダーとして採用すると発表したIT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.05%高と買われ(上場来高値を更新)、相場をけん引した。また、21日引け後に決算発表を控えるGPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)も2.25%高と上昇し、半導体関連銘柄が連れ高している(SOX指数は1.52%高)。金利動向も安定的。この日行われた20年債の入札で堅調な需要が確認されるなか、長期金利を代表する10年債利回りが4.42%(↓0.02ポイント)にやや低下した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。なかでも大型ハイテク株が含まれる情報技術、コミュニケーション、一般消費財などのセクターが買われた。前述したマイクロソフトやエヌビディアのほか、半導体大手のインテル(@INTC/U)が2.12%高、半導体装置大手のアプライド・マテリアルズ(@AMAT/U)が2.68%高、ネットセキュリティ大手のパロアルトネットワークス(@PANW/U)が5.24%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.47%高と値を上げている。
 他の個別銘柄では、航空機大手のボーイング(@BA/U)が4.65%高と急伸。ブローカーによる格上げが好感された。
 なお、今週は23日が感謝祭で休場となるほか、翌24日が午後1時(米東部時間)までの短縮取引となる予定だ。


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