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2024/09/30 09:04

米国株大引け概況(詳報): ダウ小幅続伸、ナスダックは反落 無料記事

 先週末27日のNY株式市場は、前日終値を挟んでまちまちな展開。主要指標のダウ平均は前日比137.89ドル(0.33%)高の4万2313.00ドルと小幅続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が70.70ポイント(0.39%)安の1万8119.59ポイントと5営業日ぶりに反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、7.20ポイント(0.13%)安の5738.17ポイントと小反落で引けている。
 主要株価指数はいずれもプラス圏で始まったものの、一部大型ハイテク株の下落が重しとなる流れ。インフレ緩和や底型い消費者心理、中国政府が追加景気刺激策を講じる可能性――などが支えだが、その勢いは中盤から衰えた。目立った悪材料はないものの、(8月初に巻き戻しの混乱が生じた)ドルに対する日本円の上昇、イスラエルによる大規模空爆などが警戒されている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇。エネルギーや公益、コミュニケーション、金融などのセクターが買われた。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が2.68%高、APA(@APA/U)が5.96%高、再生可能エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.29%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.89%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.46%高と値を上げている。また、中国関連銘柄への買いも続き、カジノ大手のラスベガス・サンズ(@LVS/U)が7.24%高、EC大手のアリババ(@BABA/U)が2.15%高、JDドット・コム(@JD/U)が5.03%高と買われた。
 一方、情報技術や素材、一般消費財など5業種は弱含み。半導体関連が売られ、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.13%安、 通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が3.03%安、半導体装置大手のアプライド・マテリアルズ(@AMAT/U)が2.24%安と値を下げた。一部の大型株も軟調で、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.67%安、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が3.47%安と売られている。


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