2024/05/20 08:53
米国株週間相場見通し:底堅い展開か
今週のNY株式市場は、早期利下げ観測が再浮上する中で強含む流れが続きそうだ。
注目された4月のコアCPIは、前月比+0.3%と3月(+0.4%)から減速。6カ月ぶりの減速に転じたことを受けて、市場では「FRBが早ければ9月にも利下げに踏み切る」との見方が浮上した。これにより、16日の米10年債利回りは4.37%と約1カ月ぶりの低水準まで低下している(17日終値は4.42%)。
ハイテクセクターを中心に、主要企業の業績が総じて好調なこともプラス。マイクロソフトやマイクロンの好決算・好ガイダンスに続き、今週発表されるエヌビディアの業績にも期待が高まる状態だ。
ただ、地政学リスクがクローズアップされる可能性もある。台湾で本日(20日)挙行される頼清徳・新総統の就任式を受けて中台関係が悪化する恐れがあるほか、イラン大統領のヘリ事故が伝えられるなど中東の動向も気になるところだ。
また、今週公表されるFOMC議事録(5/1開催分)にも注意を要する。今のところネガティブなサプライズはなさそうだが、その内容を見極めたいとする慎重なスタンスが強まる可能性もあろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
注目された4月のコアCPIは、前月比+0.3%と3月(+0.4%)から減速。6カ月ぶりの減速に転じたことを受けて、市場では「FRBが早ければ9月にも利下げに踏み切る」との見方が浮上した。これにより、16日の米10年債利回りは4.37%と約1カ月ぶりの低水準まで低下している(17日終値は4.42%)。
ハイテクセクターを中心に、主要企業の業績が総じて好調なこともプラス。マイクロソフトやマイクロンの好決算・好ガイダンスに続き、今週発表されるエヌビディアの業績にも期待が高まる状態だ。
ただ、地政学リスクがクローズアップされる可能性もある。台湾で本日(20日)挙行される頼清徳・新総統の就任式を受けて中台関係が悪化する恐れがあるほか、イラン大統領のヘリ事故が伝えられるなど中東の動向も気になるところだ。
また、今週公表されるFOMC議事録(5/1開催分)にも注意を要する。今のところネガティブなサプライズはなさそうだが、その内容を見極めたいとする慎重なスタンスが強まる可能性もあろう。
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