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2024/10/01 09:01

米国株大引け概況(詳報): 上昇、ダウとS&P500は最高値 無料記事

 週明け9月30日のNY株式市場は、終盤にやや強含む展開。主要指標のダウ平均は前営業日比17.15ドル(0.04%)高の4万2330.15ドルと小幅に3日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が69.58ポイント(0.38%)高の1万8189.17ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、24.31ポイント(0.42%)高の5762.48ポイントと反発で引けている。ダウ平均とS&P500はともに終値ベースで過去最高値を小幅に更新した。
 中盤まで弱含んで推移したが、終盤〜引けにかけて反発する流れ。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がこの日の演説でややタカ派的なトーンだったにもかかわらず、米経済の「ソフトランディング」に対する期待で底堅い動きが続いた格好だ。パウエル議長は「さらなる利下げの可能性はあるが、あらかじめ定められた道筋はない」「急いで金利を引き下げようとしているわけではない」と警告する一方、「経済が想定通りに推移すれば、年内あと2回、0.25%の利下げが見込まれる」と述べた。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇(一般消費財と素材は下落)。大型ハイテク株を含むコミュニケーション、情報技術のほか、エネルギーや資本財、ヘルスケアなど幅広いセクターが強含んだ。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.29%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.53%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.15%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が0.90%高と値を上げている。また、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.21%高、物流大手のフェデックス(@FDX/U)が2.29%高、外科手術システム大手のインテューイティブ・サージカル(@ISRG/U)が2.52%高と買われた。


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