今週のNY株式市場は、ゴルディロックス相場（適温相場）の期待で底堅い展開が続きそうだ。
　足元の経済指標が比較的堅調なことから（9月のS&PコンポジットPMIや、8月の新築住宅販売などが上振れ）、マーケットではソフトランディングの観測が強まりはじめた。また、中国で大規模な金融緩和や景気刺激策が打ち出されたこともプラス。世界経済の見通しが改善する中、ダウ平均が最高値を更新している。
　とは言え、米国の経済指標に関しては9月の消費者信頼感指数が下振れるなど、一筋縄ではいかない状況だ。したがって、マーケットの過熱感や割高感が意識される中で、今週予定される9月雇用統計やISM製造業・非製造業景況指数の内容を見極めたいとの慎重スタンスに傾く可能性もあろう。


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