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2024/07/31 08:43

米国株大引け概況(詳報): まちまち、エヌビディアなど半導体株は安い 無料記事

 30日のNY株式市場は、ハイテク株が軟調な半面、その他セクターが堅調な展開。主要指標のダウ平均は前日比203.40ドル(0.50%)高の4万743.33ドルと反発する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が222.78ポイント(1.28%)安の1万7147.42ポイントと反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、27.10ポイント(0.50%)安の5436.44ポイントと反落で終了。小型株を代表するラッセル2000指数は、7.81ポイント(0.35%)高の2243.14ポイントと反発して引けている。
 大型ハイテク株の決算発表を引け後に控え、市場参加者は売って備える流れ。今週はマイクロソフト(@MSFT/U)のほか、メタ・プラットフォームズ(@META/U)、アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)、アップル(@AAPL/U)などが相次いで決算を発表する予定だ。また、30〜31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、週末の雇用統計なども注目されている。米国債には連日で買いが入り、長期金利を代表する10年債利回りは4.14%(↓0.03ポイント)に低下した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち4業種が下落。大型ハイテク株を含む情報技術(↓2%超)や一般消費財などのセクターが売られた。半導体銘柄が軒並み下落し、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が7.04%安、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が4.46%安、モバイル半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が6.55%安、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U) が4.91%安と急落している(SOX指数は3.88%安)。他の大型ハイテク株も軟調。IT大手のマイクロソフトが0.89%安、EC大手のアマゾン・ドット・コムが0.81%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.08%安と値を下げた。
 一方、エネルギーや金融、公益など7業種は上昇。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.78%高、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が2.06%高、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が2.63%高、電力大手のデュークエナジー(@DUK/U)が1.12%高と買われた。


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