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2025/04/28 10:28 NEW!!

ミシガン大学消費者態度指数:4月確報値は52.2、速報値から上方修正 無料記事

 ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターは25日、4月の消費者態度指数(確報値)を発表し、前月(57.0)を4.8ポイント下回る52.2に低下したことを明らかにした(市場予想:約50.5)。4月速報値の「50.8」から上方修正した格好だ。
 指数の内訳は、「現在の景況感」が59.8(前月:63.8)、「今後の見通し」が47.3(前月:52.6)に下落している。
 消費者のインフレ期待は、1年期待インフレ率が5.0→6.5%(速報値:6.7%)、5年先の期待インフレ率が4.1→4.4%(速報値:4.4%)とそろって上昇した。後者は速報値と変わらずだったが、前者はやや下方修正されている。
 この統計は、非営利民間調査団体の全米産業審議会(コンファレンスボード)が発表する「消費者信頼感指数(CCI)」と同様に、現在と将来に対する消費者のマインドや消費動向を測る指標。原則的に速報値が毎月第2金曜日、確報値が毎月最終金曜日に発表される。1966年のデータを100として数値化している。アンケート調査の対象は、速報値で300世帯、確報値で500世帯とコンファレンスボードのCCI(調査対象:約5000世帯)より少ない。調査対象が少ないことで数値のブレが大きいものの、速報値はコンファレンスボードの消費者信頼感指数より早く発表される利点がある。


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